新卒入社からチームリーダーへ
アセットを活かしてさらなる会社・個人の成長を加速させる
ティアフォー新卒入社メンバーの今
ティアフォーの多様なメンバーの一人ひとりに焦点を当てる自社メディア「TIER IV PEOPLE」の第3弾。今回は学生エンジニアとしてティアフォーで働きはじめ、新卒入社した、現在はSystem Integration Teamのチームリーダーを務める東出にインタビューを行いました。
Higashide Taichi|System Integration Team/Team Leader
ティアフォーとの出会いと、共に成長してきた軌跡
ーーティアフォーとの出会いは何でしたか?入社のきっかけは?
当時は就活の最中で、就職先としてはロボティクスや認識技術(人や車などの物体をセンサーを使って認識する技術)を活かしたいと思っており、自動運転も視野に入れて探していました。
そんな中、大学や研究室のOBから自動運転の技術を手を動かして開発したいなら、「スタートアップも視野に入れるといいんじゃないか」というアドバイスを受け、その後にご縁があってティアフォーのメンバーと知り合いました。
後日、オフィスを訪れたことがきっかけとなり、その後パートタイムとして新卒枠での入社を前提に実際の業務の一部を開発させてもらいました。メンターの方と技術やキャリアに関する話をする中でこの人たちと一緒に開発したいと思うようになりました。
ーー入社に至った決め手や、当初感じたティアフォーの雰囲気などを教えてください。
入社した2020年4月時点では、他の会社を知らない自分にとっては「思ったよりしっかりしている」という印象を受けました。また、20代後半くらいのエンジニアの皆さんが楽しそうに研究開発しているのを見て良い印象を受けました。
事業内容で惹かれた部分としては、OSS(Open Source Software)をベースとした戦略のユニークさや、研究で終わらせるだけでなく、パートナーや自治体と一体となって自動運転の社会実装を本気で目指している点が入社への気持ちを後押ししました。
ーー入社後、どのようなことに注力してきましたか?
入った当初はまずは研究・開発力を蓄えていきたい、エンジニアとして成長したいという気持ちが強かったです。
2年目に工場内自動搬送のリーダーをさせてもらったときに、まずは顧客がやりたいことや会社の方針と開発チームの方向性があっていないという状況をどうにかしないといけないなと思い、チームとしての成果を出すための動きを意識し始めました。
もともと研究だけでなく、どうやってロボットを社会実装するのかという点に興味があったのもあり、今ではどうやって本当に売れる自動運転サービスを提供できるかということを意識して物流自動運転プロジェクトに関わっています。
ーー入社してから現在まで、ティアフォーで変化を感じていることはありますか?
自分の視点から見た話になりますが、規模が大きくなり人数も増え、開発体制、役割分担などが整理されてきてゲリラ的に開発するということは減ったと思います。
個人的には何が正解かわからない中で、とにかく現場で突き進むのは躍動感があって楽しいですが、全体としては疲弊もするし、物事の進め方が属人的になってしまうという側面もあります。
ーー会社・経営の観点から見たとき、東出さんの今の役割はどのようなものでしょうか。
先ほど話した属人化しやすいものを安定して誰でも再現できる物事の進め方を作ろうと、開発プロセスというものをみんなと作っていくような動きをしています。
目標を定め、計画を立て、組織を作り、そこに必要な人を集めて物事を始めるというやり方は社外の人から見ても納得しやすいですし、開発の進捗についても計画に対してどうなっているか説明できるようになるので、経営陣の理解も得られやすいと思います。
ーー開発プロセスを作る中で、課題に感じていることはありますか?
自動運転というものは抜け漏れのある開発物を作ってしまうと人命に関わる事故を起こしてしまいますので、開発プロセスを整えるということは、安全性を確認、説明する上でもとても重要です。
一方で役割を超えた動きが少なくなってしまう傾向があり、躍動感は失われがちに見えると思います。ティアフォーとして、躍動感を保ちつつスケールの大きな事に取り組む方法を模索しながら、環境整備をしていきたいです。
ーー東出さんの現在の担当業務を教えてください
現在は工場内自動搬送の量産を意識した製品化プロジェクトに携わっています。一時的に他のプロジェクトに参加したりすることもありますが、基本的には入社時からいままで工場内自動搬送プロジェクトに関わってきています。そして、本プロジェクトに関してチームリードを担っています。
ーー「チームリーダー」として意識していることはありますか?
自分自身は「チームリーダー」に任命されたことをキャリアステップの一環というよりも、チーム内のそれぞれの個性を見極めて、適切な役割を考える立場だと考えています。
形式的な調整・管理の仕事をするというよりは、個人の技術的なバックグラウンドをできるだけ活かせるような環境づくりを意識して仕事をしています。
また、現場の声を整理して、経営陣に声が届くようにすることや乖離を少なくすることも重要だと考えています。「いつでも相談していいよ」と言うのもいいですが、待つだけではなく自分からも積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
ーー東出さんご自身のターニングポイントはいつですか?
入社して、最初の頃は決定したことに対してあまり疑問を持たずに業務にあたっていましたが、2年目を越えた時期からは、「これをやればうまくいく」という絶対的な方法はない中、皆で模索して大きな挑戦をしているんだなということがわかり、自分の意見をきちんと挙げていくように変わりました。
その行動がどう受け入れられるのかわからなかったですが、方向性がずれていれば指摘が来るだろうくらいの気持ちでアクティブに行動できたのは良い経験になったと思います。
いま振り返ってみると、多少の反省点もありますが、意識的にあれこれ考えて動けなくなってしまわないように意識をしています。
ーー会社やプロダクトを通じて実現したいことや予想図を教えてください
入社当初からずっと携わってきた工場内の自動搬送プロジェクトの事業化が本格的になってきているので、今はそこに集中しています。
もう少し大きな目で見ると、自動運転サービス自体がそもそも一般のものではないため、目標は常に変化し、それに伴い計画や組織も変化すると思います。
その中で、自分たちで立てた計画や組織に囚われすぎず、経験豊富なメンバーと持っているアセットを活かして、エンドユーザーまで届くような、世に出る役に立つものを「Autoware」が担うよう成長を続けたいです。
ーーでは、その未来を実現するためにどういった人とティアフォーを成長させていきたいですか?
自分のやりたいことが明確にある人がいいです。その目標は、技術的なものやポジション、キャリアプランでもいいと思います。
ティアフォーは規模の拡大を続けていますが、CTOがポジションを変えたり、プロジェクト間でメンバーをコンバートしたりと型破りなスタートアップ的側面も持っています。
なので、何かひとつでも「こだわり」を持っている人であれば、ティアフォー自体が持つ強い実行力をうまく使って挑戦しながら、一緒に成長できるのではないかと思います。
ーー最後に、これから入社を考えている方にメッセージをお願いします!
ティアフォーは「Autoware」を中心にスケールがどんどん拡大しています。いまのAutowareを使って自動運転の価値をユーザーに届けたい方,Autowareそのものを進化させたい方いずれにとってもティアフォーには最高の環境が揃っています。是非一緒に自動運転の社会実装を目指しましょう。
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