新卒・第二新卒メンバー座談会

「入社直後の裁量と助けあいの文化」



ティアフォーには、一般的な4月入社の新卒一括採用だけではない、通年採用の文化があります。大学研究室からアルバイトを経て社員になったケース、秋に入社したケース、海外学生・留学生採用、第二新卒採用など多様。

今回は2021年~2022年に新卒・第二新卒として入社したメンバーの座談会を開催。入社者を支える人事総務メンバー2人も加わり、面接~入社直後を振り返っての印象を語り合いました。



Murooka Takayuki | Planning / Control Team

2021年4月、新卒入社。学生時代はJSK(東京大学 情報システム工学研究室)でヒューマノイドロボットを研究するかたわら、ロボコンサークルにも参加。入社後は主に、経路計画、障害物に対する停止・減速機能の開発を担当。

Lobos Kenzo | Sensing / Perception Team

2021年11月、新卒入社。学生時代はチリ大学でRoboCup SPLに長年参加し、東京大学(原田研)でロボティクス向けの機械学習を研究。現在は、センサーキャリブレーションと認識システムの周りのアルゴリズム開発に従事。

Tomie Shintaro | Sensing / Perception Team

2022年4月、新卒入社。学生時代、ティアフォーとの合同プロジェクトに参加したのを機に入社。CenterPointの認識精度向上、多種多様なセンサや環境に適応可能な認識アルゴリズム開発に取り組む。


Kambe Ryuta | Computing Team

2022年4月に入社した会社を退職し、同年7月に入社。大学院では型システムを研究。「Autoware」の低レイヤー部分の安全性向上、高速化に取り組む。

人事総務チーム

Mizuno Yudai | Human Resorure / General Administration Team

半導体装置メーカーで約11年、総務・人事を務めた後、2021年9月、ティアフォーに入社。現在は人事総務部門に所属し従業員サポートチームのリーダーとして、安全衛生・オンボーディング対応・出張サポートなどを担当。

Nakano Kurumi | Human Resource / General Administration Team

2017年、中途入社。人事総務部門の従業員サポートチームに所属し、入退社管理・安全衛生などを担当。




―― ティアフォーの採用面接で、印象に残っていることは?

Lobos 質疑応答が意外とあっさりと終わった。アメリカの会社などではすごく厳しい質問が来て、いいコメントをすぐに返さないとダメなんですが、「これ知ってる?」「はい」をいくつか繰り返して終了。それより技術に関する雑談を長くしていた印象です。

神戸 確かにシンプルでしたね。「あなたは何ができるのか」「どう貢献してくれるのか」と聞かれて、自分の得意分野をシンプルに話しただけでした。僕としてはシンプルで良かったと思います。

水野 ティアフォーでは、一人ひとりを「プロフェッショナル」という目線で見ているから、新卒の採用面接であってもそんなスタイルなんですね。

室岡 ティアフォーの「プロフェッショナル」の考え方は、加藤先生(※ティアフォー創業者 兼 CTOの加藤真平は東京大学・情報理工学系研究科で准教授も務める)との3次面接で説明していただきました。「うちの会社ではプロフェッショナルを大事にしている。ちなみに僕のプロフェッショナルは…」と語ってくださったのが、「パワポでの図形作成時のアラインで、ずれないように調整すること」だと。

そのときは「はぁ、なるほど」って感じでよくわかっていなかったんですけど、入社後に理解できるようになりました。皆、自分の「プロフェッショナル」を持って仕事に取り組んでいるんだな、と。そういうマインドを持つことで自分も変われそうだと思いました。

神戸 僕も最終面接で加藤先生と話したんですが、1時間のうち、最初に加藤先生から5分ほど話があった後、残り50分くらいはずっと技術に関する雑談をしていました。

「何か質問ある?」と言われて、技術に関することをたくさん聞きました。

Lobos 僕も加藤先生との最終面接ではずっと技術の雑談。先生が途中で1つ、日本語の技術用語が出てこなくなって、その後はずっと英語で話してましたね。

冨江 僕も、Sensing / PerceptionチームのArchitectさんと、先輩エンジニアとの面接で技術の話をしたのが面白かったです。

夢見がちなことも聞いたんですが、現実的に考えれば無理ですよねという返答ではなくて、「技術的には可能だけど、ここが難しい。こういう部分をどうにかすればできる。」など、適切な答えを返してもらえてうれしかったです。

皆、夢を見てて、それをどうにかして実現しようとしている人たちだということが伝わってきました。










―― 入社して間もない頃、どのように過ごし、どう感じていた?

神戸 初期の研修で印象に残っているのが「実車研修」です。

柏の葉キャンパスに自動運転車の実験ができる道路があるんですが、自動運転車が実際にその道路を走行するとき、後部座席に乗せていただきました。どのように信号を曲がるのかなどを、自分の目で確かめられるんです。

Lobos 僕はコロナ禍の真っただ中に入社し、リモートワークだったので、上長も混乱している状況。研修もそこそこに、1日目からタスクを振られていました。

神戸 入社から現場に入るまでが早いですよね。入社後1週間くらいはルール共有などの研修があり、その次の週くらいには既存正社員の人たちと同じような仕事をしていたと記憶しています。僕としてはそれがありがたかったですね。早く仕事に慣れたかったから。

入社したその月に、「数カ月単位の目標を決めてください」とか「1年半スパンの目標としているイニシアチブにはこんなものがあるんだけど、神戸くん、これのオーナーになってね」とか。早い段階で主導権を渡される。

室岡 僕もそんな感じでした。現場の研修は1日くらいで、すぐにタスクを振られて。僕もそういうほうがやりやすいです。「このタスクやってください。アルゴリズムは自分で考えて実装してやってみてください」と、自由な裁量が与えられたのがよかった。

冨江 チームの先輩が僕の研修内容を見て「autoware.autoでの研修と書いてあるけど、autoware.universeでやっちゃっていいよ」と。

一般的な会社なら研修内容を変えるなんて許されないと思うんですけど。先輩たちも「こう変えたら」と助言してくれて、自分に最適化されていくのがいいな、と思いました。

研修と実務がスムーズにつながるようにアレンジしてもらえる。その柔軟性がスタートアップっぽいな、と印象に残っています。

神戸 僕もたくさんの人に助けられました。

最初の1カ月で「Autowareを自分で動かせるようになろう」という研修があったんですが、これが結構難しい。思うように動かずに困ったとき、僕はSlackのoshieteチャンネルで質問しまくってました。

質問を投稿するとすぐに誰かが返事をくれるんです。いろんな人が疑問に答えてくれて、すごく助かったことが印象に残ってます。

冨江 皆、「無知」に対して優しいですよね。

強いスタートアップ企業って、弱肉強食の世界で、人に「教えて」なんて言えないものだと思ってました。そういうバチバチした雰囲気の企業にインターンに行っていたこともあるので。

けれど、ごく基本的なことを知らない人にも優しい。なので、知らないことを聞けないまま進んでしまう、みたいなことはなかったです。細かいことでも先輩や「z-oshieteチャンネル」で気軽に聞ける。「優しいスタートアップ」というのは想定外だったので、いい意味で入社後に感じたギャップです。

室岡 それは僕も感じています。大学時代、周囲にはできる人が多かったけど、その分とがってもいて。ティアフォーはできる、かつ優しい人が多いですよね。

水野 失敗してもカバーしてくれる人たちがいるのは安心ですね。「チャレンジを許される風土」は、ティアフォーの魅力の一つだと思います。









―― ティアフォーにはどのようなタイプ・志向の人がマッチする?

神戸 一般的には、スタートアップやベンチャーは長期的なプランが定まっていなくて、自分で考えてタスクを生み出さなければならないものだと考えています。ティアフォーのコンピューティングチームは、さらにそれが強いと思います。

例えば「○年後、自動運転はこうあるべき。だから△年後にはこういう機能が必要になるはずだ」といったことを自分で考えていかなければならない。そうやって自分で判断してタスクを生み出していける人がマッチすると思います。

室岡 そうですね。先ほど「自由な裁量が与えられる」と言いましたが、だからこそ、自分でどんどんアルゴリズムを考えられる人、能動的に動ける人がティアフォーに向いているんじゃないかな。

Lobos 指導されなくても仕事ができる人がいいと思う。一番は、設計から検証、実験まで全部できる人。

冨江 確かに、技術力が高く、さらに技術を磨いていくことが好きな人、自律的にどんどん強くなっていくことが好きな人が向いていると思います。

さきほど「研修内容が変わった」というエピソードを話しましたが、何かが急に変わったとしても、意味のある変化であればスッと受け入れてついていける人がいいですよね。

突然の変化に対しても、「楽しい」と思える人が求められていると感じます。

中野 私も5年間、人事総務の立場でティアフォーの成長を見てきて実感しています。受け身の姿勢よりもアグレッシブな人、かつ柔軟な人が活躍している、と。

一度決まったこともどんどん変わっていく会社なので、こだわりを持つことも大切ですが、柔軟性も大切な要素だと感じます。

水野 人事総務も、今の急成長に対して、仕組み作りがまだ追いついていない状況です。

いろいろな体制を整えている最中で、研修コンテンツもこれから充実させていきます。

皆さんのコメントのとおり、ティアフォーは主体性を持って動ける人が多いので、Slackでも多くの意見を寄せていただき、本当にありがたく思っています。

僕は、「エンジニアの方々と近い距離でサポートしたい」「エンジニアファーストでよりよい業務環境を提供したい」という思いから転職を決意し、ティアフォーに入社しました。

これからも既存社員の皆さんと入社してくださる皆さんが働きやすい環境作り、組織の成長を促進できる仕組み作りに取り組んでいきます。

ティアフォーでは、「自動運転の民主化」というビジョンに共感を持ち、自らそれを実現する意欲に満ち溢れた新しい仲間を募集しています。








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