新卒メンバー座談会 01

「自分の好きなものにとことん向き合う、こだわりを持って働ける職場」


ティアフォーには、新卒入社したメンバーや、学生時代からエンジニアとして働き、卒業と同時に入社したメンバーが多数在籍しています。(2022年9月時点:17名)

今回は、2018年~2022年に新卒入社したメンバーを集めて座談会を実施。「なぜティアフォーを選んだか」「入社後の手応え・成長」「今後のビジョン」などを語ってもらいました。


石川貴大(Ishikawa Takahiro)| Computing Team

2022年、新卒入社。2020年からパートタイムエンジニアとして勤務。「Autoware」に特化したOS、プラットフォームソフトウェアの研究開発を担当。

牛島秀暢(Ushijima Hidenaga)| Operation Tool Team

2022年、新卒入社。学生時代からパートタイムエンジニアとして自動運転を管理するアプリ開発を手がけ、入社後は自動運転のオペレーター向けのツール開発を担当。


武内康将(Takeuchi Kosuke)| Planning / Control Team

2021年、新卒入社。2019年からパートタイムエンジニアとして勤務。認識系アルゴリズム、工場自動搬送システムを経て、2年目より経路計画系アルゴリズム開発を担当。


東出泰治(Higashide Taichi)| System Integration Team

2020年、新卒入社。学生時代からパートタイムエンジニアとして、認識系、自動搬送システムなどの研究開発に従事し、現在も継続して担当しながらチームリーダーを務める。


山﨑紗菜(Yamazaki Sana)| HR / GA Team

2021年、新卒入社。2018年にパートタイマーとして入社し、現在は人事総務部門内の資産管理チームに所属。ビル・固定資産・契約書の管理などを担当。


小野静香(Ono Shizuka)| Marketing Communications Team

2019年、中途入社。役員秘書および広報を担当。今回の座談会のインタビュアーを務める。






―― 就職先としてティアフォーを選んだ理由は?

石川 学生時代は加藤研究室に所属していました(※ティアフォー創業者 兼 CTOの加藤真平は東京大学・情報理工学系研究科で准教授も務める)。僕はもともと、OSをはじめとした「低レイヤ」と呼ばれるアプリケーションレイヤからは見えない下支えのソフトウェアが好きでした。そこで今のタイミングで最も低レイヤの研究の需要が高い分野を考えたときに「自動運転」はその筆頭でした。

僕は当面の目標として「すごいハッカーになりたい」というのがあり、その実力を磨く場の一つとしてアカデミックは非常に優れていると考えているので、アカデミックな環境や材料が豊富な環境に身を置いていたい。実は、大手テック企業からも内定を得ていたんですが、ティアフォーのほうが理想的な環境に近いと確信して入社しました。

牛島 僕は石川君とは逆で、高いレイヤー……ユーザーにより近いソフトウェアに興味があります。実家がタクシー会社を経営している背景から未来の移動サービスに関わりたいと考え「自動運転」に注目しました。

中でもお客様と自動運転の接点、ユーザーインターフェース、通信などに関わりたくて、自分の手でそれを作っていくフェーズを手がけられるのはティアフォーしかないと思ったんです。

就活では、大手テック企業の配送系開発している部門で内定が出ましたが、「主体的に開発に関われるかどうか」という観点で、ティアフォーを選びました。

武内 僕も牛島君と同じ志向で、「アプリケーション」側。もともとロボット系の研究室にいたんですが、論文を書くためのがっつり研究というよりは、プログラムを書いてロボットを動かすのが楽しかったんですよね。

就活ではIT全般を見てはいましたが、やはり「動く様子が目に見える」サービスがいいな、と。しかも「自動運転」というテーマは、社会インフラを大きく変えるものだから夢もあるし、面白いと思って入社しました。

東出 わかる。僕もロボット系の研究室にいたけれど、実際に役に立てることって少ないんですよね。実社会に役立つ分野としては、以前からファクトリーオートメーション(FA)の分野があったので、就活ではいろんなFA企業を見ていました。

その中で、工場内搬送や、物流分野での「ラストワンマイル」(※エンドユーザーにモノ・サービスが到達する最後の接点)に興味を持った。ティアフォーが、最先端の技術を活用して少しでも早くユーザーに届けようとチャレンジしているところに魅力を感じて入社を決めました。

山﨑 今日のメンバーは皆さん技術系で、私だけ管理部門なんですね。私は学生時代、皆さんのようにやりたい仕事や目標がなくて……でも、仕事には夢を持ちたかったんです。縁あってティアフォーにパートタイマーで入社させていただき、総務として現場に近い立場でティアフォーの活躍を見る中で、「私、何だかすごいところにいるんだな」と。そこから、この会社で皆さんと同じ夢を持って一緒に成長していきたいと思うようになり、入社を志望しました。








―― ティアフォーに入社してどう感じた?入社前とのギャップはあった?

東出 「あ、やっぱり会社だったんだな」と(笑)。パートタイマーのときは「研究室」感が強かったので。管理部門もあって、事業プランもあって、「会社としてしっかりやってるんだな」と意外な印象でした。

山﨑 以前は東大キャンパス内にオフィスがあったので、当初は確かに「学生サークル」感がありましたよね!今も、いい意味でサークル感は残っていますが(笑)

牛島 「意外としっかりしてた」というのは僕も思いました。パートタイマーの頃と入社後で、仕事内容や社風にはギャップはなかったけれど、Jira やConfluenceで開発プロセスが整備されていて進捗管理をきっちりやっている事はパート時代は知らなかったので良い意味でびっくりしました。。

石川 僕は入社前後のギャップは特になかったです。入社してみての感触としては……僕が所属するComputing Teamは他のチームとは別会社といってもいい雰囲気なので、自分に限った話になるかもしれませんが、「個々の裁量が高すぎる」が実感。

プランとして挙がっている一つひとつの事項は個人の専門性に依存していて、「その人が発案しなければ、そもそも存在しない」というレベル。こんなに個々人への依存度が高くて、会社としてこれでいいんだろうか…とも思いつつ、僕としては楽しくて仕方ないです(笑)。大学の研究室の延長で、自分の好きなことを追求しながら給与をもらえるので、ありがたいことです。

東出 石川君のチームは確かに特別かもしれないけれど、「裁量権の高さ」については、僕も入社後に実感した。技術の選定にしても手法にしても、自分が「これがいい」と思ったものを結構そのままやらせてもらえる。もちろん、ダメな部分は指摘を受けて修正しますが。ただ、自分がやりたいことを追求するのと、経営陣が目指す方向性に合致させるのは、課題の一つかなと思う。









―― 入社からこれまで、どんな変化や成長があった?

武内 会社自体が大きく変化していると感じます。資金調達が進み、新しいプロジェクトが始まり、自分にもどんどん新しい仕事を任されるようになっています。

自身の成長といえば、新たな経験・スキルが身に付いているのはもちろん、「チームでの開発」を学べました。プロジェクトを進めるには、やはりいろいろな人とコミュニケーションをとって巻き込んでいかなければならない。しかも、オープンソースだと外部のコミッタ―などとも協業していくから。

牛島 僕も関わる人が多いです。パートタイマーのときはメンターなど数人としか関わらなかったけれど、正社員になると自分が作ったものを評価してくれる人、組み込んでくれる人、実証実験をしてくれる人――関わる人が増えてきたことで、開発を担う責任感がより強くなったと思います。

そして、自分が作ったサービスがリリースされ、実際にお客様に使っていただいているのを見ると、「もっと頑張ろう」と思います。

東出 デモだけで終わらず、ユーザーに価値を届けられるようになっているという変化は、僕も実感しています。ビジネス面での出口が見えて、自分が研究してきたことを世の中に出していけている手応えがある。

実を言うと、入社当時の自分は「研究ができればいい」「自分の技術を磨ければいい」という考えでした。でも、実際にサービス化されてユーザーに届けられる経験をして、意識が変わりましたね。自分本位ではなく組織のために、会社としていかに成果を挙げるかを追求することにやりがいを感じるようになりました。

石川 OSを研究する自分としては「地に足がついてきた」と感じています。

一般的に、OSのような低レイヤーの研究者というのは、高レイヤーに興味がなく、アプリケーションを触りたいと思っていません。「かっこいい設計をするんだ」なんて、クセがある人が多くて、以前の自分もそうでした。

でも、ティアフォーで「Autowareの高速化」という役割を担い、強制的に毎日Autowareに触っていると、アプリケーションが手にとるようにわかるようになってきます。アプリケーションがどう動いているかを理解することで、それを動かすOSにはどんな機能を付ければいいか……と、思考に具体性が生まれてきました。地に足をつけた研究の進め方ができるようになったのは、自分にとってもっとも大きな変化であり成長です。

山﨑 管理本部にいる私としては会社の組織がどんどん拡大し、大きな組織になっていることに日々驚きを感じています。

そのため管理本部は仕組みをゼロから作ることも多く、日々試行錯誤の繰り返しですが、「やるしかない!やるぞ!」というマインドで向き合うとそれが結構面白くなってきて、仕事が楽しいと思うようになれました。スタートアップだからこそ身に付けられた大きな成長だと思っています。









―― 今後の目標・ビジョンは?ティアフォーで何を実現したい?

武内 現段階では、街中での完全自動運転(無人走行)は難しい。新機能開発やバグをどんどん潰していき、対応できるシーンを増やしていきます。良くなった部分が明らかに目に見える仕事だから、今後の進化が楽しみです。

自分自身のキャリアとしては、特定領域に専門特化するより、幅を広げたい。ティアフォーは、まだまだ変化の激しい会社でもあるので 状況変化に柔軟に対応したり、いろんなバックグラウンドを持つ方から学んだりして、自動運転だけに閉じない幅広さを身につけていきたいです。

せっかく世界中に展開している会社だから、自身を「グローバル人材」として鍛えたいと思います。

牛島 技術面では、インターフェース、ユーザーとの接点、ネットワークなどの技術を伸ばしていきたいです。自身のキャリアとしては、やはり「移動サービス」「ユーザーに届けるサービス」への興味が強いので、自動運転のプロダクトがあり実証実験も可能なティアフォーの環境を活かして、この分野での経験を積んでいきたいと思います。

東出 自動運転によって届けられる価値を、さらに高めていくのが当面の目標。それを実現するためには、技術はもちろん、マーケティングなども重要だと思います。さまざまな専門家と協力し、ティアフォーで生み出した価値を世界へ届けられるようになりたい。武内君も言うとおり、グローバル人材への成長を目指したいと思います。

石川 ソースコードレベルで自動運転ワークロードに触れながら低レイヤの研究に取り組んでいる研究者はそう多くないと思うので、その優位性を生かした技術を生み出したいです。来年から社会人博士課程に行くのですが著名学会に論文を通せたらなとも思っています。それを実現するのに国内でも一番といってもいいほど恵まれた環境にいるので、是非とも結果を残したいです。

山﨑 皆さんが安心して開発や事業に取り組めるような管理体制を構築し、人事総務として皆さんから頼っていただけるような存在になりたいです。










―― これから就活に臨む学生さんたちに伝えたいメッセージは?

山﨑 学生のうちにいろいろなことに挑戦すること!、経験を積むことで視野も広がって、自分のやりたいことが自ずと見えてくると思います。ティアフォーはチャレンジ精神がある方が多いので、そのほうがティアフォーにもなじみやすいかも?ティアフォーで一緒に働ける日を楽しみにしてます!

武内 やっぱり好きなことをやるのがいいと思います。好きなことであれば楽しく仕事できるし、全く無いのですが、もしも嫌なことがあってもあまり落ち込まない。

1つの分野に突き抜けている人、幅広く何でもこなせる人、いろんなタイプの人と一緒に働きたいです。

東出 ティアフォーは「これがやりたい」というこだわりを持っている人は楽しめる会社。具体的な技術とかではなく「こういうやり方がしたい」といったこだわりでも。ただ、受け身の姿勢の人にはあまり向いていないかもしれません。

石川 確かに、この会社は自分のこだわりが強い人が向いていますよね。軸がないと流されてしまいそうです。技術者限定で就活全般へのアドバイスをするとしたら、自分の好きな分野が「報われやすい」産業を選ぶ、という観点を持つといいかと思います。

牛島 僕も皆さんと同意見です。変化が激しい会社なので、そうした環境を楽しめる人と一緒に働きたいです。

ティアフォーへの入社を検討しているなら、まずパートタイムエンジニアとして働いてみるのもおすすめです。自分に合っているかどうかを確かめてみるといいと思います。

ティアフォーでは、「自動運転の民主化」というビジョンに共感を持ち、自らそれを実現する意欲に満ち溢れた新しい仲間を募集しています。


現在以下の職種を募集中です。

  • New graduate (Engineer)
    https://herp.careers/v1/tier4/JuAKt2xT4fLn

  • Software Engineer
    https://herp.careers/v1/tier4/RqZCzHcwzk1g

  • Student Researcher
    https://herp.careers/v1/tier4/dIahfv3paTSF

  • Internship
    https://herp.careers/v1/tier4/q4Ol4OlfN5J5

    ※その他にも多くのポジションで採用を強化しています。ティアフォー求人ページを参照下さい。

    https://herp.careers/v1/tier4


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